【JR小田原駅 駅員室占拠事件】(ノンフィクション)


今日(11/20)静岡で仕事を終え PM 8:00 に帰途に付いた。
PM 8:30 頃静岡駅に着き、PM 8:55分発こだま東京行きを待っていた。

が、

8:55 に来たのは「ひかり」だった。


あれ?と思っていたら
「8:55 分発こだま246号は、約 50分遅れて 9:40 に到着する予定です」
とのアナウンスが・・・

 「なんだよ、そりゃ・・」とは思ったが、嘆いても仕方が
無いので下のロビーで1時間ほど待ち、9:35分に構内に戻った所、今度は

 「55分遅れて、9:50分到着予定です


なんてアナウンスしている。

 またロビーに戻っても中途半端なのでそのまま待つ事にした。



 がしかし 9:50 は過ぎた・・・

更に待つ・・・

10:00になった・・・・


まだ来ない・・・・


アナウンスは 10:00 を過ぎてるにも関わらず、ひつこく


 「55分遅れて到着する予定です。


なんてボケかましてくれている。


(到着予定時間を言わなくなったのがミソだ)


 10:10になってやっと来た。


 まだアナウンスは

この電車は約55分遅れの 8:55分発こだま246号です

などとほざいているが、とりあえず乗った。



 「ぅ〜んと、今が 10:15分だから・・・げっ・・・小田原着くのが
   11:10頃じゃね〜か・・・・東海道線の最終あんのかぁ?」

等と心配しながら電車は発車した。



 しかし、不幸はまだ続いた。

いつもなら1時間弱で着くはずの電車が
更に走りながら遅れているのだ!!



「やっべぇ〜よぉ〜・・・こりゃ〜・・・
ぜってぇ〜 最終乗れねぇ〜よぉ〜・・・・」

とビビりながら


結局小田原に着いたのは 11:35 分だった。




「ちくそぉ〜・・・・もしこれで最終が無かったら・・・・
 ぜってーJRしばいたるで!!」


「でも有るはずねーよなぁ・・・
 わかってんだよ。絶望的だよな・・」




等と思いながら、東海道線 上りホームへ向かう。




     上りホームに着いて更に焦る・・・・


 ホームの駅員室が


   客に囲まれて占拠されているではないか!!


  そしてホームには普段じゃ考えられない人だかりである。



 私は側にいた駅員らしい人に聞いた。


 「どうなってんの?」


その人は答えた。

さぁ〜、どうなってんでしょうねぇ・・・




「え゛?・・・(_ _; 」




・・・・気を取り直してと・・・・


 「あのぉ〜、私、今来たばかりで状況が掴めないんですが、
  みんな何時間待たされてるんですか?」


 「あ〜えと、なにせ昼の3時から事故で止まっちゃってるからねぇ」


      「え゛?!! 昼の3時から今まで?!!」


 私はすっげぇ〜おでれぇ〜た。


気が付くと、私と駅員の回りには

その会話を聞いてる人だかりが出来てる!!


そして誰かが言った。

「事故って新幹線の方じゃないの?」

「いやぁ〜それが新幹線の事故とは別に東海道線も事故が
 有りまして、今日は2本続けて事故が起きたもんだから・・・・」



 はぁなるほど!!


新幹線も事故で遅れてたのか!!


と今更ながら知った。


 続けて私は聞いた。

「んで、来る見込みはあるの?」


 その駅員らしき人は、駅員室の方をちらっと見ながら、
「ん〜、今、中で今度小田原終点でその後回送になる電車が
 あるから、それをそのまま緊急で東京まで走らせないか交渉
 してますよ。一応12時頃には出せると言う話ですけどね」
と言った。

 一応状況を把握した私は駅員室を見た。

 駅員室の中では駅員が無線やら電話やらで交渉している姿と、
それを囲んで脅迫している客とで、ごった返していた。


 「おい!いつ出んだよ!」

「てめ〜らふざけんじゃねぇぞ」

「客をなんだと思ってんだよ、ばかやろぉ!」

サラリーマンをなめんじゃねぇぞ!

 等など・・

デモ集会のノリである。

そこには普段のJR客に見られる

あの冷めた雰囲気などかけらも無く、

妙な親近感と一体感を

 かもし出していたのです!!



 そうこうしている内に、小田原を上り普通電車やら、
回送電車やらが通り過ぎ去っていく・・・



それを見た客は益々怒った!



 「なんでぇ、ばかやろ−! ふざんけじゃねぇぞ!
 なんであの電車は止まらねぇ〜んだよ!」

「あの回送を止めて出せよ、こら!」


更に時間は流れていく・・・、


先ほど交渉していた小田原最終電車が着いた・・・


果たして駅員の交渉は実ったのだろぉか・・・・


すぐさまアナウンスが流れた。


到着した電車は、このまま回送電車となります
危ないですから白線の内側・・・



客はとぉとぉ爆発し、暴動を始めた!!!


これは結構面白い!!



 「ふざんけじゃねぇぞ! これだせよぉ! 」

「だせよ」

「いいからだせよ、このやろぉ」


 一斉に罵声が飛んだ。

客も極限状態に興奮して
 顔が真っ赤になって怒ってる!!


面白い!!!



 「おぉ〜みんな、電車に乗っちまおうぜ。
 乗っちまえば出すしかねぇんだからよぉ」

 みんな乗り込もうとした。
中から車員が阻止している。
中の車員と客の乱闘が始まった。
そこに私が最初にいろいろ聞いた駅員らしき人が止めに入った。


 「んだ? てめぇはよぉ。大体なんでおまわりが
 こんなに来てんだよ!」


 実は駅員らしき人はおまわりだったらしい。


 今度はそのおまわりが客に囲まれた。


 「おめぇなんかいらねぇよ。 けぇれよ!」


「そうだ、帰れよ!」

 「ホラ、はやく行けよ!ばかやろ」


 さすがにマッポもこんだけ大勢に囲まれると
泣きそうな顔してて少々可愛そうだ。



 ホームのあっちこっちから

 「ほら、だせ!」

 「ださねぇと火ぃ付けんぞ!」



もぉ気分はお祭だ!


いけいけバンバン!!!



 電車に乗ってドアが閉まらないように粘っている客は
「もぉこれ逃すと今日は帰れないぞ」とみんなを斡旋している。

止まっている電車はみんなからガシガシ蹴りを入れられていた。



実に楽しい!!



 しかし、数分の粘りも悲しく、その電車は回送のまま行ってしまった。

駅員室では駅員と客が取っ組み合いを始めた。
そこには数人マッポがいて止めに入る。

「障害事件を起こしたらマズイですって」とおまわり。


 「なんでぇばかやろぉ、捕まえるなら捕まえてみろよこら」
多勢に無勢、数人のマッポでは数百人の客にかなわない。

誰かが駅員に向かって言った。
 「だいたい、てめぇら職員のくせして
さっきからわからねぇとは何事だよぉ」

「こんなにおまわり呼んじゃって、
てめぇ〜らなに考えてんのよ」


 さて、楽しいとばかり言ってられない・・・
あの回送が行ってしまったからには
マジに私の帰途も難しくなってきた。

少々焦るが、それ以前にお祭好きの俺としては、
さっきからウズウズしてるのも確かである。


 我慢できずに駅員室の中央に進み出て回りの客に向かって


「まぁ待てよ。」


周りの客が静かになった所で
中に3人程いる駅員の中の一人に向かって言った。


「あのぉ、これだけみんな怒ってるんだから、
なぜ回送を出す事が出来ないのか はっきりした説明を
したらどうですか?」と静かに話しかけた。


が、しかし駅員はまともに人の話も聞かず、

「まぁ、ちょっと待って待って」
「待って下さい。いまちゃんと交渉してますから」。


私は言った、 「ちょっと、人の話は聞いて下さいよ」


しかし、取り合ってくれない。

更に言った。

 「貴方、失礼じゃないですか?
人の話をちゃんと聞きなさいよ」


 が「はいはい、ちょっとまってまって」の一点張り。


我慢強い俺も爆発した。


駅員の胸倉を掴んで言った。

「てんめぇ〜、ふざけろぉこのやろぉ〜。てっめぇよぉ〜、
人の話くらいちゃんと聞けってんだよぉ、あぁ?
なめてんのか? こら・・・・・けっぱくんぞ?てめぇ」


ビビった駅員は「はい、じゃぁ聞きますよ」
とふてくさりながらも言った。


「おめぇよぉ、いま手配してんのはわかってんだぁょばぁか。
それよりこんだけ俺らを怒らせて、ちゃんとした説明の
ひとつでもしろって言ってんだよ!こら。
なんで回送に乗っちゃいけねぇ〜のかって聞いてんだよ、ぁあ?」

 まわりからも「そうだ! てめぇ説明しろってんだよ」と
一斉に罵声が飛び交う。

 「ですから今、東京にいちばん偉い人がいますので、
そこに電話して事情を聞いているところなんです」

 まぁ、納得してやろぉと思った私は引き下がろうとした。
その時、真鶴を出た電車を手配できるとの連絡が入った。

 「え? 手配できたんかよ?
 んで、何分後にくんのよ?」と私。

「え〜と、約10分後に着きます」
と手配をしていた別の若手駅員が答えた。

 私は駅員室を出ると同時に回りの奴らに聞こえるように
「10分後に来るってよ」と吐き捨ててその場を離れた。

その言葉が蜘蛛の子を散らした様にホーム全体に
伝達されていくのがわかった。

対応の悪いJRがアナウンスをする前に
ほぼ伝達が終わっていたのには笑えた。

 電車が来た。

 乗った。

 アナウンスが「これが最終です」なんてホザいている。まぁいいや。

 地元に着いたが、雨の中いつもなら乗れるタクシーも、
この状況で待ち行列が凄い。
しかたないので濡れながら歩いて帰った。


あぁ荷物が重い・・・・


 んで、結局 PM 8:00 に帰途に着き、家に着いたのが
AM 1:30 ・・・ なんとも腹が立ったと言うか、疲れたと言うか、
興奮したと言うか、でも少し楽しかったと言うか・・・
そんな一日であった。


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