子どもたちを守るための提案

毎日新聞が上記テーマの投稿を募集してたので書いた物です。

最近の子供を殺害する事件の多さに憂いています。
なぜか?
私なりに色々考えて見ました。
マスコミや民衆は、何か事件が有ると単純な理屈で括ろうとします。
「助長商品の不買運動が必要−−千葉県佐原市、公務員、香取みきさん(44)」
 (小児性愛を助長する本やゲームの規制強化、不買運動が必要だと言う意見)
の意見など、最近の子供関連事件の象徴的な原因としての理屈です。
 
しかし、人間が何か行動を取る時、そこには様々な要因や背景が有るはずです。
理由も一つや二つでは無い事も多く有ります。
もちろん、「直接的な原因」と言う物は有りますが、その「直接的な原因」を作った「直接的な原因」、また、それを作った「直接的な原因」と限りなく連鎖して行くはずです。
 
アキバ系の流行や「萌え」の流行語等からも察する事が出来る様に、国民男性の潜在的なロリコンは多くいます。
特に、幼児では無く10代半ばを性愛対象とする男性はもはや普通と言えるでしょう。
生物学的に女性が一番美しく、性的魅力を持つ年齢が16歳と言われているからです。
この年齢の女性は卵子の持つ遺伝子情報がもっとも安定している年齢と考えられます。
そのシステムに則った本能が性欲を刺激しますが、世間はそれをタブー視し過ぎていると感じます。
そこに、男性の本能が満たされない葛藤が芽生えます。
 
次に、法的規制の強化が挙げられます。
例えば、ストーカー規制法案や、保護育成県条例、迷惑防止県条例等、本来は、今まで法で裁けなかった悪質な犯罪を取り締まるために作られた法で有るべきです。
が、法が一旦出来てしまうと、少しでも抵触する行為に対し、なんでもかんでも「犯罪者」のレッテルを貼り、実名で逮捕報道されてしまいます。
「女性を見てただけ」で逮捕、実名報道。 女性の脚を写真に取っただけで逮捕、実名報道・・・・余りにやりすぎだと感じています。
その様な背景の中で、一番問題なのが「セクハラ」問題です。
なんでもかんでも「セクハラ」で問題になり犯罪者になってしまう世の中です。
しかし、当の女性は相手を選ぶ事が多いのも事実です。
いわゆる「イケメン」の男性や、好意を持つ男性がお尻を触れば「冗談」で終わります。
「キモイ」男や、「オジサン」が同じ事をやると「犯罪者」です。
これは既に、セクハラ以前に「差別」を論議しなければ法の倫理性は確保出来ない問題だと思っています。
その様な矛盾の有る中で、「オタク」と呼ばれる男性は、女性から見れば「キモイ」存在で有る事が殆どです。
そしてそれは、「オタク」本人も自覚しています。
すると、「オタク」な人種は、セクハラで騒がれる恐れの有る大人の女性に接するのが益々怖くなり、どんどん小児女性へと恋愛対象が移る場合も多くあるのでは無いでしょうか。
しかし、保護育成条例が強化され、自由恋愛で有っても未成年の女性との性関係が望めなくなると、そんな男性達は欲求をどうやって処理して良いか分からなくなってきます。
 
大人の女性にも怖くて近づけない、子供の女性にも近づけない環境になってる。
過去、子供を殺害したり、誘拐し強姦する等の事件は少なかったはずです。
今と昔、何が違うのでしょう。
小児性愛を助長するソフトが多いせいですか?
違います。過去にもゲームなど無かったものの、その手の写真集は発売されていました。
しかし、その様な事件は無かったはずです。
逆に小児ポルノに厳しくなってからでは有りませんか?
「ハケグチ」が無くなったんです、彼らの。
 
過去、子供にちょっとした性的イラずらをする事件などは騒がれていないだけで実際はちょこちょこ有ったと思います。
逆に、騒がれないから、それで済んでたんです。(それでハケグチになっていた)
今は、それさえも出来ない。
やる、やらないは別として、「出来ない」と言う事実が彼らにプレッシャーを与えます。
妄想もしずらくなります。
逆に言えば、妄想する際には、既に「出来ない」環境前提で妄想する様になります。
そこに大規模な犯罪計画を創造する契機が芽生えます。
 
つまり私は、「締め付けすぎ」が一番の原因なのでは無いかと考えている訳です。
何が「締め付けすぎ」なのか、それは女性全般に関連する最近の法規制強化です。
小児ポルノの規制強化だけが問題と思っていません。
最初にも述べた通り、迷惑防止条例等の強化で大人の女性に接する事が怖くなる男性が多くなる事も大きなファクターだと考えています。
小児ポルノの規制強化で、自宅で自慰をして我慢する事も難しくなってきているのでは無いでしょうか。
性愛対象の「ねじれ」を生む背景と、「ハケグチ」が少なすぎる環境が、今日の犯罪を増やしていると思っています。
もしこれで、インターネット上の小児ポルノに対する規制強化や、ゲームに対する規制強化などが有れば、益々犯罪は凶悪化され増えると考えています。
 
セクハラ、別姓、核家族など、日本の良い習慣とし続いてきた「和」を壊す材料が多すぎるのが子供犯罪に限らず、殺人事件を増やしている大きなファクターでは無いかとも思っています。
子供に声を掛けただけで犯罪者になる県も有ります。
益々「和」とはかけ離れた環境になって行きます。
 
女性の人権を尊重する・・・悪いとは思いません。
しかし、それが原因で女性に引っ込み思案な男性が増え、強いては婚姻率も低下し、少子化が加速し国が貧しくなれば、女性が幸せになれるとは思えませんし、男女関係や人と人の付き合いに関し、殺伐とした国になるでは無いかと思っています。
ましてや、引っ込み思案になった男性がコンプレックスを増大させ、追い詰められて犯罪に走る・・そんな構図が増えていけば、益々殺伐とした国になります。
 
今の現状を良くするなら、
・女性関連の法規制を見直す。
・なんでもかんでも規制するのでは無く、ハケグチは残してやる。
・事件の為の法律で有って、法律の為の事件では無い事をマスコミや検察は弁える。
 
が、大切だと考えています。
 
ついでに、「和」を取り戻す為の法改善をし、終身雇用制度を復活させればニートも劇的に減るでしょうし、少子化問題にも良い影響を与えるはずです。
 
2007.01.04 追伸
MSNに掲載されている毎日新聞のコラムにて、以下の様な概要の内容が掲載されていました。
「04年の児童ポルノ法改正では、与党側にて単純所持の禁止も盛り込まれたが、野党の「提供と比べて子どもへの影響が小さいうえ、たまたまダウンロードした場合なども対象になり、捜査権の乱用を招いてプライバシーを侵害する恐れがある」と主張した為削除された。意図しないで所持した場合を除外することを明確にすれば、捜査権の乱用に歯止めをかけることもできるのではないか。」
そして、児童ポルノを撲滅させたい意欲を伺わせるキャンペーン的なブログURLの紹介やアンケートなどがリンクされていました。
毎日新聞のコラムは、公共の場で有る事、MSNを経由して多くの読者がいる事、そしてその社会影響が小さくない事を自覚していない、執筆者の個人的見解を述べた記事が昔から多く見かけられ、過去何度か毎日新聞にクレームした事が有りますが、今回も全く改善の無い記事だと感じました。
やはり、新聞社の名前を出した記事は例えコラムだたとしても見解を押し付けない客観性を維持した記事にすべきだと強く思います。(客観的な記事でさえ、記者の書き方次第ではイラク戦争の時の様なプロパガンダになり得る公共性の強さを噛締めて欲しい所です。)

さて、この記事で主張されている事は、正直言ってレベル低すぎて敢えて批判しなくとも多くの読者は真に受けなかった事と思いますが、一応念の為、批判しておきます。
まず、「意図しないで所持した場合を除外することを明確にすれば、捜査権の乱用に歯止めをかけることもできる」と言う根拠がその記事には書かれていませんし、きっと有りません。
明確にした所で、捜査前に明確化出来る手段が無ければ捜査権の乱用は免れないのは中学生でも分かるレベルの話だと思っています。
そして、捜査前に明確化させる手段が無い事も、誰でも分かる事でしょう。

次に、毎日新聞の主張であ有る「取り締まり強化、罰則強化」は本記事「子どもたちを守る提案」の趣旨に反しています。
まず、人間の性欲について、もっと真剣に考えて頂きたいと思います。まず、食欲と同じ性質の本能的な欲望だと言う事。例えば職も金も無い世界では、人によっては断食や、断食による即身成仏を成し遂げられる場合も有りますが、もちろん空腹を我慢できずに犯罪に走る人の方が多数でしょう。
また、法律で「食料を所持してたら罰する」と言われても、守る人は皆無に近いでしょうし、そもそもそんな法律は人間性を無視しています。後は嗜好の問題ですね。例えば「食料は持っててもいいけど、肉や魚介類の所持は禁止する」と言った法律の場合、好き嫌いの激しい肉や魚介類しか食べられない人に我慢出来るはずが有りません。
性欲も同じです。禁欲が出来る人もいるでしょうが、やはりどうにも出来ない人の方が多数でしょう。
人間性(本能)を考慮した上で、「人権」を考えねばならない問題なのです。

すると問題は「子供の人権」と「小児性愛者の人権」との折中点をどこに見出すか・・です。
まず、子供の人権を考えて見ましょう。
例えばヌードモデルになった子供がいたとします。
その子が嫌がっているのを無理やり強要してヌードにさせ、PTSDになってしまった場合、撮影を行なった人間がその子をPTSDにさせたと言えます。
しかし、その子が同意してヌード撮影を行い、後年PTSDになった場合、社会がその子をPTSDにさせたと言えます。つまり、周りが「可愛そうに」「おもちゃにされた」「酷いことをされた」と被害者意識を植え付ける事により、傷つくからです。極端な話、もしこの世の中が全く児童ポルノをタブー視しない世の中だったら、きっとその子はPTSDにならないでしょう。
次に、親の人権です。仮にその子が同意したとしても親にして見れば、男に娘を寝取られた父親の如く感じる事が多いでしょう。また、親の支配下に有ると言う前提から来る「許せない」と言う気持ちも強い事と思います。

また、本記事前半でも述べた通り、児童ポルノの取り締まり強化は児童への凶悪犯罪増加へ繋がる危険性もはらんでいます。

これらの材料を全て考慮して考えていかねば、全てが丸く収まる世の中にはならないと考えています。
(余談ですが、中には親の承諾の元、幼児の頃からヌードモデルをしていて、成人後にそのまま成人ヌードモデルになったり、又は映画俳優になった娘までいます。彼女らは自らの強い信念の元、PTSDにもならず、一人の人間として素敵に生きています。)

児童ポルノに関しては正直な所、ここで簡単に結論を出せる程、単純な問題では無いと思っていますし、筆者自身明確な結論を持っている訳でも有りません。
ただ、社会全体で魔女狩りの如く片方の人間性を無視した議論だけは避けて頂きたいと願っています。弱者を優先的に守るのは当然ですが、虐げられる人間が多くなれば犯罪率も高まり、人権どころか生命の危険に及ぶ結果を招きかねない事柄だと言う事を今一度考えて欲しいです。

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更新履歴
2005.12.18 初版 Toshi
2007.01.04 毎日新聞への批判追加

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